2011年3月24日木曜日

第2回ロボットコンテスト

2回目のロボコンがキガリで開かれた。前回と同じ、ライントレースカーでの勝負。

今回は大学対決です。キガリのキチュキロ高等技術専門学校に生徒を呼び集め、金曜日と土曜日に集中講義とプログラムの改良を行いました。

ルワンダ国立大学の学生はさすがに頭がよく、楽々と課題をクリア。残念ながら我がTCTは出遅れ気味。集まった生徒の種類もさまざまで、女王様気取りの女学生(結構このタイプ多い)は、初めからやる気が感じられず、イライラ。


でも大会当日は、JICA職員の努力のおかげで立派な会場でもりあがりました。生徒も大会前夜まで必死にチューニングしたらしく、ロボットが5台壊れてました(笑)。

大会には協力隊員も参加してくれました。ルワンダの学生がロボットのスピードを上げすぎてカーブが曲がれず自滅していく中で、悠然とノロノロ運転でも確実にゴールにたどり着くので、結果的に4位に。

決勝戦では我がTCTが惜しくも破れ2位に。学生が、ゴールの判定に必死で抗議して、涙まで流していたなあ。

大会の様子は、ルワンダTVや新聞の記事になりました。
http://www.newtimes.co.rw/index.php?issue=14571&article=39378


涙を流した学生と大会後に話をしたら、納得したし悔いは無いよ、と爽やかに笑っていました。

2011年3月13日日曜日

何もできないことの辛さ。

胸がつぶれそうだ。
一万人を越す犠牲者、悪化していく原発の状況。

いま自分がルワンダにいることが、もどかしくてしょうがない。
何もできないことの辛さ。

2011年3月12日土曜日

東北地方太平洋沖地震

昨日、JICAの緊急連絡メールが来て驚いた。M8.8の大地震、10m近い津波、そして今も続く原発の危機。被災された方々へお悔やみを申し上げます。一刻も早い救出、復興を願います。

勤務先の会社の工場が岩手と福島にもあり、震災の影響が心配されます。みなさん無事だといいけど。

多くのルワンダ人も心配してくれて、一度しか会っていない人からもお前の家族は大丈夫か?と電話がかかってきました。幸い関東に住む妻と実家、妻の実家ともに無事だったが、地震の知らせを聞いたときは少し焦った。電話がまったくつながらなかったからだ。

ルワンダのラジオで流れるBBCに耳を傾けると、ニュースのほとんどが日本の地震のことだ。特に原発の危機が増してからは緊張が伝わってくる。福島原発の作業員の方は本当に、本当に大変だろうけどがんばってください。


P.S.
今更ながら、なぜ地震大国の日本に原発なんか作ったんだ!と憤らざるを得ない。これは人災だ。最悪の事態になった場合、原発を推進した政治家は、責任を取って炉心へ飛び込んでくれるだろうか。

電力が常に満たされているから人は使うのであって、無ければ無いでなんとかなる。そう考えるのは無茶苦茶だろうか?

国民をたっぷりの電力で満たして、その生活から抜け出させなくさせているのが電力会社だ。ここルワンダでは一日8時間の停電なんて当たり前だが、僕は普通に生きている。

人命を危機にさらし、国土を荒廃させてまで作る電力なんて意味があるのか?グローバルな経済競争のため云々は聞き飽きた。人命の前じゃ、単なるエクスキューズだ。

電力、エネルギーの使用そのものを大幅に減らす世界を考えないといけない。

2011年3月8日火曜日

幻の休日

今日は女性の日、International Women's day。
ルワンダの国会では女性の議員が男性を上回るほど、女性の社会的地位が高い人が多い。

それもあってか、昨年の今日は休日だった。

だが、今日は休日ではない・・・。理由は不明。
てっきり休日だと思っていたので授業の準備をしていなかった。今とてもあせっている。

ルワンダの休日は、突然決まるのです。
前日に政府からラジオ等で放送され、みんな休日を知る。ひどいときは当日の朝になって初めて知ることも。気まぐれ?

ぼくも噂で、今日は休みらしいということを聞いていたので信じてしまった。朝起きたら、みんな着替えていて、大ショック。

今回の教訓は、事前準備はしっかりと、噂は信じるな、です。