2011年5月10日火曜日

毒虫にやられた・・

朝起きたら顔がひりひりして左の頬が薄く赤く腫れていた。
なんだろうと思っていたけどたいして気にしていなかった。

ところが翌日に目を覚ますと、頬の半分が真っ赤に腫れてさらに水ぶくれが全体に広がっていた。鏡の前で、おもわず叫んでいた。「ぎゃー」。
ヤムチャ

あわてて山を降りてキガリの病院へ行くと、
「あー、これはヤムチャだね。」
「ヤムチャ?」
「寝ているときに、赤と黒の虫に触らなかった?」

ヤムチャだらけの天井
なんとなく覚えがある。てっきり蚊が来たものと思って叩いたけど、それがいけなかったらしい。日本にも生息するアオバアリガタハネカクシに触ったらしい。こいつは、体長1cmぐらいの蟻に似た虫で体が赤と黒の警戒色を持っている。体内に猛毒をもっていて皮膚に付いたらひどい炎症を起こし、別名やけど虫というらしい。キニャルワンダ語でヤムチャ。

この虫、ここ数日大発生していたのだ。窓の外には数百匹がうようよしていてのだ。しかもたった一匹でここまで酷くなるのだ。

医者からCetavlonという火傷の塗り薬をもらってガーゼをあてる。ルワンダ人は一目見るだけで、ヤムチャでしょとずばり当てる。それほどポピュラーらしい。生徒もヤムチャ、ソーリーソーリと言う。なんか恥ずかしい。

4日目ぐらいまでが一番酷かった。このまま治らないのかなあ・・、とちょっと不安に駆られた。
今日でとりあえず8日目、なんとか治ってきたけどまだ赤みが残っている。恐ろしい。

みなさん、ヤムチャには気をつけてください。

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