2010年5月23日日曜日

アフリカとダニ

なんで、僕ばっかり・・
と思ってしまう今日この頃。それはダニ。
1日に5箇所は刺されます。


でも、アフリカ人は刺されない。
刺されるのは、肌の色の薄い我々のみ。


そもそもルワンダ人はみんなダニの存在を知らないのです。。
だから、ベッドはダニが沸き放題。
バスのシートや、職員室の椅子でも刺されます。


そこで日本やルワンダで、いろいろとダニグッズを集めて見ました。
なかなか効果があったのは、写真右端のスプレー缶。


これは、畳用ダニアースのフタと、ルワンダで売っている
殺虫剤バイゴン(※)を合体させたもの。


これをマットレスに刺して、バイゴンを大量注入。
最近は徐々に刺されなくなっています。


でも油断大敵。じっくり観察していきます。
痒い~。


(※)バイゴンは日本以外どこでも売られている殺虫剤。かなり強力だが、くさいのが難点。

2010年5月22日土曜日

言葉の壁と、洗礼。

下の投稿だけだと、ああ上手くやってるね、と思われそうだが、
実際は生徒とのやりとりが相当苦しかった。


最大の壁は、やはり言葉。
お互いが英語の授業初心者なので、
自分に問題があるのか、生徒に問題があるのかが分からない。


ルワンダ人の一般的性格として(日本人生徒も同じだが)、
意味が分からなくても分かりましたー、と言ってしまうのも混乱する原因だった。


生徒に何度言っても伝わらないときは、
焦りとイライラから、笑いも無く張り詰めた雰囲気の授業をしてしまう。


だんだん冷えていったクラスがあった。
そのクラスでは、最後の補修授業に誰も来なかった。
技官と2人で準備した測定器は、結局誰も触らなかった。



あきらめて教室を出るとき、辛かった。


教室の外の明るさと、他の生徒の笑いが、
これまでやってきたことは全て無駄だったと、
僕の心の内にさらけ出させようとしてる感じだった。


赴任して4ヶ月目。たぶん最初の洗礼だったと思う。

前期終了


前期の授業が終わった。
およそ2ヵ月半、実験の授業をやってきた。

上手く進められたとは全く思えないが、
少しほっとした。
授業の最後の打ち上げみたいな気持ちで
生徒と写真を撮りました。

生徒は今、試験の真っ最中。
がんばれ。

2010年5月10日月曜日

こんなところに、今、僕はいます。

先日、専門家の方から携帯GPSをもらったので、
さっそく職場の位置を測定してみた。

地図上で、この学校の位置を把握したのは、
いままで誰もいなかったそうだ。

日本じゃ考えられない。。

トゥンバ高等技術学校位置
誤差は5メートル以内だそうだ。


こんなところに、今、僕はいます。

山の空



トゥンバは2000mの山の上にある。
山の生活ほど空の動きを実感できるところは無い。


標高が高いので、目線より少し高いところ、手に届きそうなところに雲が広がる。特に5月の雨季は雲が厚く、低い。


バナナの葉がカサカサ揺れだすと、雨がくる証拠だ。ハウスボーイたちは大急ぎで洗濯物をとりこみ、道行く人たちは急ぎ足で家に帰る。


5分もしないうちに、赤茶けた道が黒く湿りだし、大粒の雨に覆われる。


向かいの山で雲の切れ間、太陽が顔をだす瞬間は、心が弾む。山の木々が萌黄色に輝きだすのだ。


眼下の谷間に滑り落ちてきたその光が、こちらに近づいてくれば、太陽が頭上に来る。


ハウスボーイたちは大急ぎで洗濯物を干す。家に隠れていた子供たちもはしゃぎだす。