トゥンバは2000mの山の上にある。
山の生活ほど空の動きを実感できるところは無い。
標高が高いので、目線より少し高いところ、手に届きそうなところに雲が広がる。特に5月の雨季は雲が厚く、低い。
バナナの葉がカサカサ揺れだすと、雨がくる証拠だ。ハウスボーイたちは大急ぎで洗濯物をとりこみ、道行く人たちは急ぎ足で家に帰る。
5分もしないうちに、赤茶けた道が黒く湿りだし、大粒の雨に覆われる。
向かいの山で雲の切れ間、太陽が顔をだす瞬間は、心が弾む。山の木々が萌黄色に輝きだすのだ。
眼下の谷間に滑り落ちてきたその光が、こちらに近づいてくれば、太陽が頭上に来る。
ハウスボーイたちは大急ぎで洗濯物を干す。家に隠れていた子供たちもはしゃぎだす。
文才 ありますね! 情景が目に浮かぶようです。人事異動で、このブログのアドレスを控えてくるのを忘れ、久しぶりの訪問になりました。 お元気そうで何よりです。
返信削除先月あたり、日本は人事異動の季節でしたね。再びの訪問ありがとうございます。
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