2011年12月21日水曜日

ワタル先生を囲む会

最後の授業が終わり、Semester1の生徒たちが僕の送別会を開いてくれた。

夕方、学校のそばにある酒場へ向かった。その名もトゥンバ・セレナ。
セレナは世界的規模の高級ホテルチェーンであるが、ここは掘っ立て小屋に近い。もちろんギャグだが、誰が命名したのかは不明。

生徒にビールとジュースを振る舞い、彼らと語らった。ルワンダの風習では金を持っている人がほかのひとをもてなすもの。だから自分の送別会では自分がお金を出すのだ。

ちなみにアルコールを飲む生徒は半分ぐらい。飲めないわけではないが、抵抗があるようだ。アルコールというものは不浄なものという感じだろうか、がんと拒む。

送別会では、僕を囲み生徒が一人ひとり演説をする。なんとも気恥ずかしい。最高の先生だったよ~と、お世辞でもうれしいのが人情。だんだん彼らと別れるのが寂しくなり少し泣きそうになる。


思い返せば、2年目の授業は彼らと格闘し、助けられた年だった。アナログ回路、IP電話、プログラミングの3つの授業を受けもち、そして期末テストやレポート採点。 さらに一緒に折り紙を作ったり、「千と千尋の神隠し」を鑑賞したりもした。みんなは、こんな変わり者のムズング教師のことを少しは認めてくれたかな。


さすがに延々30人も謝辞が続くと、涙も引っ込み、疲れてしまう。最後に僕がどんな言葉を言ったかあまり覚えていないが、涙が出そうだよと、ちょっと嘘を言ってしまったかも。

だがこれだけは覚えている。
「お前らのことは一生忘れない。」