2011年4月21日木曜日

慈善だろうか?偽善だろうか?

先日、難民キャンプを案内してくれたシャロームから電話があった。
「メールを書いたから読んでくれ。」

内容は、父が集めてくれるお金だけでは、高校の学費が払えない。ぜひ僕に援助してほしい。今学期の学費40000Frwが必要なんだ、というものだった。

僕は90%の確率でお金をくださいということを言われるだろうと思っていたが、案の定だった。
僕は電話口で、援助を断った。

40000Frwなんかたったの6000円でしかない。今後3年分払ってもせいぜい54000円。これだけのお金で彼は高校を卒業できるのだ。

だけど、あげたくない。
だけど、葛藤がある。


二つ返事であげてしまうと、僕達ムズングは単なる金づるでしかない気がしてならない。そして、あげたら最後、次々に別の仲間が俺にもくれと言ってくるだろう。そもそも本当に学費に使うのか分からない。父親の酒代に消えるだけかもしれない。

また、あげたときの自分が嫌でならない。彼を援助して自分が英雄気取りになるのが許せない。たった一人を救って何になるんだというむなしい気持ちにもなりそうだ。

だけど、目の前で困っている人がいるのも事実。そしてあんなに僕に親切にしてくれた彼のことをこんな形で見捨ててしまうのはなんと罪なことか。

どうすればいいのだろう。

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